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KATO 3D DENIM
このジーンズはkatoの代表的な立体裁断のパンツ。1999年に立ち上がったブランドで、当時京都の北山にしか店舗がなかったときにたまたまふらりと立ち寄って一目ぼれして買いました。
約20年前に購入。当時のレプリカジーンズたちとは一線を画すデザインとコンセプトで驚いたのを覚えています。
一番最初に目がいくのはバックポケットが変わっているとこでしょうか。
ところどころ縫いっぱなし、膝裏ダーツ、バックヨークの縫製、斜めの裁断、どれをとっても特徴的で、一発でKATOだと分かる見た目は、当時のリーバイスに寄せる流れとは逆行しているようで、カッコよく感じました。
立体裁断のため見た目はあまりよくなく、履いて初めて良さが分かるこのデニム。
それまで奇抜なデザインのデニムはいっぱいあったのですが、どれも安っぽくちゃらくて敬遠していました。
KATOは見た目のインパクトはあるものの、生地や縫製、履き心地を考えたパターンにもこだわっているので、デニムフリークな層にも刺さったのではと思います。
色落ちが斜めに出るってそんな面白いことがあるのか!と驚いた記憶があります。
大股やヨークに隠しダーツを入れるのではなく、大胆に膝に出してしまうところがものすごい決断だなと感じました。
自分はレプリカジーンズからデニム好きになったのですが、KATOデニムに出会って、
リーバイスに寄せなくてもかっこいいジーンズはいっぱいあるんだと気付けた一品でした。