刺し子から始まった刺繍への興味。
調べてみると世界中様々な刺繍の技法があるようで、
エジプトやインドのグジャラートがルーツとも。
染色の世界もそうですが、工芸の類は必ずインドに行きつきます。
今回は刺繍の本場、ヨーロッパ刺繍の中でもフランス刺繍について勉強してみます。
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フランス刺繍とは
実用的な目的が多かった刺し子に比べ、ヨーロッパの刺繍は優雅であり装飾的。
生活のために刺繍をしていたのではなく、貴族のたしなみとして行われていたようです。
フランス刺繍は生地や糸に制限がなく、比較的自由度が高いです。
フランス刺繍用の糸を使えばさらに色彩豊かな刺繍が表現できます。
生地はなんでも良いと思います。
ここでフレンチノットステッチという技法があるのに気づきました。
立体的な丸い刺繍を施す、玉結びに近い方法です。
花のめしべを表現するのに使用しました。
全体的にぷっくりとした立体感を出すために、チェーンステッチを多用しました。
フランス刺繍用の糸は撚りが甘く糸がほどけやすいですが、好みの太さに調節しやすく、
また色合いもフランスっぽくなるのでおすすめです。
自分の物づくりにはあまり使うことのない色使いは新鮮で面白いものがありました。
インドの手織り布カディで巾着を作り、デニムに刺繍をして張り付けました。
手作りのものは全く違う異素材でもなんとなくしっくりくるのが不思議です。