染め

伊江島の落花生で染めてみる

草木染めを学ぶ過程で

ハイビスカスの花で染色実験をするなかで、草木染めの手法を学んだので、現在移住している伊江島の名産ジーマミ(落花生)の殻で染色してみました。

落花生の殻はそのままだと汚れが付いているので一度水洗いします。その後煮込んでいきます。

このまま煮込んでもいいですが、殻の残骸など残っていると染めムラが出る時があるので、ネットなどに入れて煮込むと楽です。

茶色い染液が出ました。落花生はこの後もう一度殻を煮込んでも色が出てきます。

コットンの布は濃染め処理をしています。沸騰させなくても余熱でゆる動かすとすぐ染まります。

このまま数時間置いておくとさらに濃く染まります。

この後ミョウバン媒染を行いますが、かなり色が落ちました。

写真右側のアイボリーの色みが落花生染めの色。

濃染処理→染液に浸す→ミョウバン媒染→染液に浸す

染める回数を増やせばさらに濃くなります。これは2回染め。

個人的には1度軽く殻をゆでて(数分)、1番液を捨ててからまたゆで直す方が濃く染まりそうです。

浸す時間は10分~30分ほどで十分。1日置くと少し茶色が濃くなってくるのでそこはお好みで。

原料によって水の温度やつける時間を変えるのは草木染めの奥深さ。

1番液が最も濃い染液かと思いきや、最初は捨てたほうがきれいに染まるのは不思議です。

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